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高梁市にて"未来を生きる人たちに求められる学び"についてお話しました

岡山県高梁市の教職員夏期研修会で「未来を生きる人たちに求められる学びとは? ~次期学習指導要領の視点を交えて~」というテーマでお話をさせていただきました。昨年度に実施したミライティーチャーズアカデミー高梁の修了生にも登壇してもらい、ミラアカでの学びでの気付きについて話してもらいました。


高梁市には3年前から高梁城南高校の学校運営協議会委員として関わっています。

高梁市は人口25,000人程度の山間部の町です。人口減少が続き、高い高齢化水準にあります。小学校・中学校では統廃合が進み、小学校8校、中学校4校、義務教育学校1校になり、この先もさらに統廃合が行われます。教育を取り巻く環境は多くの課題を抱えています。


そんななか、今年、第4次教育振興基本計画を策定しています。

「一人ひとりの幸せとよりよい社会を実現する人づくり」を基本目標に設定し、「未来を拓く学びと育ち」を掲げる基本方針1においては、多様な体験を取り入れた探究的な学習や、就学前から小・中・高、大学までを見通した教育の推進などが明記されています。

今回は、高梁市のこども園・小学校・中学校・市立高校の教職員のみなさんに、今の世界で起きていることを認知していただき、未来をイメージしてどんな学びが求められるのか?を考えていただくお話をさせていただきました。


まずはチェックインとして「未来に希望を持っていますか?」という問いに答えていただきました。平均は3.5。希望を持っている人が多めという結果です。



日々目の前の子どもたちのために最大限の力を注いでいる教員のみなさんは、なかなか世界で起きていることを幅広く理解する時間がありません。

 AIが凄いことになっているらしいけど、実際にどんなことが出来るのか?

 気候変動だと言うけど、実際にどのくらい暑くなっているのか?

 少子化で子どもが減っているけど、日本全体ではどうなのか?


短い時間で全てを伝えることは出来ませんし、未来を正しく予測することもできません。ですが、今は地球にとっても人類にとっても危機が迫っているんだ、ということを掴んでいただきたく、世界の現状や未来へのシナリオについてお話をしました。


今度は「どんな未来を創りたいですか?」と問いました。



AIの進化については「怖い」と感じる人が多かったのですが、未来ではAIの存在を無視することはできないので「共存」を掲げる人が多くなりました。また、「人間らしさ」「自然と共に」という未来も見えてきます。

みなさんが掲げたような未来を生きるためにはどんな学びが求められるのか?

知識を伸ばすような学力なのか? 専門性を突き詰めれば良いのか? 


私からはラーニングアジリティ(未知、未経験なことを素早く学び取る力)がポイントであることをお伝えしました。予測が難しく変化の激しい世界において、新しい技術、新たに起きる出来るごと、新しい仕事などに迅速に対応することが求められます。AIはその手助けをしてくれるツールだと捉えることが出来ます。


さらに次期学習指導要領に関する議論について紹介し、今の社会で起きている課題を受けて、学校ごとにより柔軟な学びを実現できるような調整授業時数制度や多様性への包摂が話し合われていることをお話しました。

学校に自由度が与えられることは、学校が責任を持って学びの方針を決めることでもあります。学校がパーパス/ビジョン/バリューを意識して教育方針を明確化しなければなりません。2030年度の小学校導入に向けて、学校では「どんな学校にしていくか?」を話し合うことが求められるのです。


最後は、昨年度から実施しているミライティーチャーズアカデミー(ミラアカ)高梁の1期生に登壇してもらい、ミラアカでの学びがどんなものだったのかを話してもらいました。

ミラアカでは1年間をかけて、2チームに分かれた受講生が「学びの先にある20~30年後の社会で、子どもたちが自分らしく生き、社会の創り手として自ら行動できるよう、今、学校で何をしますか?」という問いに探究的なプロジェクトとして取り組みました。

各チームには民間のサポーターも加わり、社会と繋がりを持った学びを実践してきました。


1期生は、ミラアカに参加したことによってプロジェクトを始めて体現することが出来た。こどもたちにも実感を持って伝えられるようになった。と話してくれました。また、チームで取り組んだことで、自分一人でやるよりも仲間の力を借りることでうまく進めることが出来た、メンバーの得意なことを理解して活動することが大切だと学んだ、との意見もありました。

これから学校で求められる学びについて、教員である1期生が自ら体験しながら学びを深めていった姿が伝わったのではないかと思います。


参加者のアンケートからは、AI時代への驚き・恐怖と共に、共存への道や探究的な学びの大切さの理解が見られました。

高梁市の教育が未来を切り開く学びにアップデートされることに期待しています!




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