top of page

八千代松陰学園中高 土曜講座にて「ラスト・ツーリスト」ワークショップを開催しました

八千代松陰学園の土曜講座において、ドキュメンタリー映画「ラスト・ツーリスト」の鑑賞ワークショップを開催しました。

八千代松陰では、2020年度から土曜日に新しい多様な学びの場を始められました。ミライプラスでは初年度からドキュメンタリー映画を活用した学びを提供し続けています。

当初はコロナ禍でオンラインでのワークショップでしたが、今は対面でのワークショップを実施しています。


今回取り上げた映画は「ラスト・ツーリスト」。世界中で様々な問題に繋がっているオーバーツーリズム(観光公害)をテーマとした映画です。

この映画は昨年開催のアジアンドキュメンタリーズ映画祭にて「高校生が今観るべきドキュメンタリー映画」にも選ばれた映画です。中高生にとってもわかりやすく、旅行という身近なテーマでありながら、自分たちが知らなかった世界に触れることが出来る作品です。


土曜講座では前半に生徒に映画を観てもらい、後半のワークショップで学びを深めてもらいます。


今回はSOLE (Self-Organized Learning Environment) の要素を取り入れた学びを行いました。SOLEは、インターネットと対話を用いて子どもたちが主体的に学びを進めていく手法です。


SOLEについてはこちらを参照してください


ラスト・ツーリストが取り上げている観光旅行について、具体的に旅行計画を考えることで学びを深めてもらいたいと思い、こんな大きな問い (Big Question) を設定しました。


「もし今年中に旅行に行くとしたら、どんな観光旅行を計画しますか?」


生徒は為替の状況を調べたり、旅行に行く時期を考えたり、地元への影響を考慮した旅行の在り方を議論したり。4人グループに分かれてもらい、それぞれのグループで計画を考えました。


各チームが出した提案は


・ベトナム旅行:治安の良いハノイに1週間滞在する。最低限の荷物にして、現地で衣服などは調達する。円安でも物価が安いので高校生でも行ける。


・カンボジア旅行:乾季の11月に行く。事前に夏休みに学習をして、現地ではホームステイをする。観光地と貧困の格差を体験できる旅行にする。


どちらのチームも4人で対話をしながら、なぜこの国なのか、この旅行は自分たちが楽しいだけではなく現地にも良い影響があるのか、を話し合い提案を作ってくれました。

参加した生徒たちは、海外旅行に行ったことがある人も、ない人もいましたが、今回のワークショップが、少しでも世界の姿に目を向けて、実際に足を運んでみたい、体験してみたい、と考えるキッカケになったのではないでしょうか。




Comments


©2024 by ミライプラス

bottom of page