アジアンドキュメンタリーズと共に取り組んでいる「今、高校生が観るべきドキュメンタリー映画」企画。全国から参加している高校生選考委員が集まり、100作品の中から最もふさわしいベスト1作品を選びました!
全国から会場参加、リモート参加合わせて30名の高校生が集まりました。会場は新渡戸文化学園NITOBEシアター。しあわせを創り出す人を育てる新渡戸文化学園にふさわしい、とても気持ちの良いシアターです。ここに集まったみなさんは、「今、高校生が観るべきドキュメンタリー映画!」の選考委員として、100作品の中からそれぞれが好きな作品を鑑賞し、各学校ごとに選んだ1作品を投票しています。
最終選考会では、全国の学校からの投票によって決まったベスト5作品から高校生が観るのに最もふさわしい1作品を選びます。
ベスト5作品(全国の選考委員の投票で決まりました)
ベスト5作品は、どの作品も見応えのある素晴らしいドキュメンタリー映画です。
まずは、一つ一つの作品ごとに予告編を見て、3,4人のグループに分かれて映画を観て感じたこと、気付きを得たことなどを話し合いました。高校生は、それぞれが他校の生徒と一緒になるようにグループに分かれています。初めて会う人たちと話すことに、最初はかなり緊張した様子がありましたが、対話を重ねるうちにどのグループも活発に意見が交わされるようになりました。
対話の前には、アジアンドキュメンタリーズ代表の伴野さんから各映画の内容についての説明がありました。高校生たちは熱心にメモ。映画の内容をより深く理解することが出来たのではないかと思います。
リモート参加の高校生と会場参加の高校生の一体感も感じられるように、会場の様子も中継されています。リモートでは北海道や神戸の学校からも高校生選考委員が参加しています。リモート参加の高校生も他校の生徒と一緒になるように2つのグループに分かれて対話を行いました。異なる地域の同世代の高校生と話し合う貴重な体験になったようです。
最もふさわしい映画は、一人一人が投票を行って決めます。
どの映画がふさわしいのか。どうして高校生に観てもらいたいと思うのか。グループの中で話し合いを行い、他者の意見も参考にしながら最終的には自分で映画を選びました。
投票の結果、2位以下に大差を付けて1作品が選ばれました。
この作品は 6/23(日) アジアンドキュメンタリーズ映画祭にて上映されます。どの映画が選ばれたのかは、映画祭当日に選考委員から発表致します!
映画祭では、映画上映後に今回参加してくれた高校生選考委員の何名かに登壇してもらい、どうしてこの映画を選んだのか、など選考委員としての意見を話してもらう予定です。
「今、高校生が観るべきドキュメンタリー映画!」のセッションは学生・教職員の方は無料でご参加いただけます。高校生が映画祭のドキュメンタリー映画作品を選ぶ、というのは日本で初めての試みです! ぜひ、この活動の集大成を見に来てください。
詳しくは アジアンドキュメンタリーズ映画祭2024 をご覧ください。
最終選考会に参加した高校生選考委員の感想:
「率直に楽しかったです。やはり最初は知らない方々が多く、何をするのかもわかっていなかったため緊張していたのですが、自己紹介の時に自分と同じ班だった人もまったく同じ状況で安心したのを覚えています。普段映画を観ても、「面白かったね!」とか「このシーンのこの時のこの人かっこよかったね」くらいの感想しか友達と共有しないので、ここまで深く色んな観点から一つの映画に対して感想を述べたことがなかったので新鮮でした。やはり、映画は観ても面白いし、その後自分が考えたことや思ったことを言い合うのって楽しいなと感じました。他校の生徒さんとおしゃべりするのも楽しかったです!!!!」
「普段関わることのない他校の皆様と意見を交換するというのは今まであまり経験したことがありませんでしたが、住んでる地域が違ったり、これまでの経験が違ったりといったような、様々な立場の人の意見を聞くことができました。どの意見を聞いていても「なるほど」と思うような、私だけでは辿り着けない新しい考えがあって、人と意見を交わすことはとても面白いことだと実感しました。」
アジアンドキュメンタリーズさんのホームページでもレポートが紹介されました!
https://www.asiandocs100.com/post/final-event