芝浦工大附属中高にて映画「リペアカフェ」上映会に参加
- ミライプラス

- 24 時間前
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映画「リペアカフェ」をご存知ですか?
オランダ発祥のリペアカフェに密着したドキュメンタリーです。オランダ在住で、IDEAS FOR GOODのライター 瀬沢正人さんが、持続可能な社会の取材を続ける中で出会ったリペアカフェを撮りためて作った映画です。
今回、芝浦工大付属中学高等学校にて「リペアカフェ」上映会が開催されました。
最初のきっかけはボランティア愛好会の生徒がこの映画に興味を持ってくれたことでした。芝浦工大付属中高のボランティア愛好会では、コンタクトレンズのケースや古着のリサイクル活動を行っているそうです。そんななか、今回私と繋いでいただいた金森先生がこの映画を紹介したことで、自分たちも上映会を行ってみたい、リペアワークショップをやってみたいという想いで活動がスタートしました。
活動の主体は生徒たち。先生は温かく見守りながらも本当に実現できるのだろうか、という不安もあったようです。
映画上映のためには予算が必要です。生徒は学校内で予算獲得に奮闘したようですが、学校予算での実施は叶わず、保護者を巻き込んで参加費を取って予算を捻出する方向で検討を進めました。
どうやって保護者を集めればいいのか?
どのくらいの人が集まるか?
どんな上映会にすればいいか?
生徒たちはいろいろ悩みながらも上映会実施を実現しました。
「リペアカフェ」は、モノの修理を通じて人々が集う場所です。
日本では、修理というと電気製品なら電気店に持って行って修理依頼をし、電気店からメーカーでの修理を経て、完了したら連絡をもらって取りに行く、というのが一般的です。他のものについても、基本的には修理店に預けて、終わったら取りに行きます。
一方、オランダの「リペアカフェ」では、修理師が何人も在籍していて、修理を依頼した人の目の前で一緒に修理を行います。その「モノ」への思い出を話しながら、なぜ修理師をやっているのかを話しながら、「モノ」を通じて人と人が交流する場になっています。
ときには修理が出来ないこともあります。最近の電気製品は交換修理対応が難しくなっていて、分解しても修理不能であることもあります。それでも、依頼者はもともと壊れていたモノなので、直ればラッキーという思いで持ち込んでいるし、その場でなんとか直そうとしてくれた修理師の姿も見ているのであきらめがつきます。
リペアカフェは基本は非営利の活動です。
修理師のみなさんもボランティアです。引退したエンジニア、裁縫が得意な地域のおばさん、おもちゃ好きの小学生。リペアカフェの理念に賛同する人たちが自分の経験を活かして修理に向き合っています。
映画「リペアカフェ」では6つのストーリーが描かれています。
どのストーリーでも、依頼者と修理師の間の温かい交流、依頼者のモノへの想いが溢れています。修理してもらったネックレスを愛おしく身に付ける女性、直ったスピーカーで流した音楽で盛り上がるカフェのみなさん、たくさんの笑顔が詰まった心温まる映画です。
芝浦工大付属中高の上映会では、生徒、保護者、教職員が70名ほど参加しました。
映画を観たあと、生徒のファシリテーションによって4,5人のグループに分かれ、感想を共有しました。私が参加したグループでは、中学1年生が2名参加していて、モノを修理して使うということは経験がない、との事でした。現代の子どもたちは壊れたら新しいものを買うというのが当たり前になっていて、修理して使うということを知らないのですね。
一緒のグループにいた保護者の方は、昔は自分たちで簡単な修理はしたんだよ、ということをお話されていましたが、今は製品も複雑化し、素人が修理することが難しいのも現実です。
参加者からは学校でもリペアカフェを実現してみたい、という声も出ているようです。洋服の補修などであれば学校でも実現できます。今回の活動が、次のステップに広がっていくことに期待しています。














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