新堀小学校 学校運営協議会で学校評価の熟議を実施
- ミライプラス
- 5 日前
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新座市立新堀小学校で今年度第1回の学校運営協議会が開催されました。
新堀小学校は、コミュニティスクールとして地域と繋がって様々な活動が生まれている学校です。学校運営協議会では、昨年度から「熟議」を取り入れています。
昨年度の初めての熟議で学校評価について話し合いました。
学校評価は、学校教育法において実施が定められており、日本全国の学校で実施されています。一般的には自治体の教育委員会から与えられたフォーマットに従って、教職員や保護者へのアンケートによって学校の活動について評価が行われていることが多いと思います。
新堀小学校でも従来は教育委員会から提示されている項目に従って評価を行っていましたが、昨年度の学校運営協議会にて、新堀小学校らしい評価のやり方について話し合いました。この熟議を受けて、学校側で学校評価項目についてゼロから見直しを行い、今年度の評価案が提示されました。
今回は、学校から提示された学校評価案について、運営協議会のみなさんで熟議を行いました。
そもそも学校評価は、学校経営方針やグランドデザインの実現に向けて学校の活動がうまく進んでいるのかどうかを評価するためのものだと思います。学校経営方針は学校ごとに異なりますし、年度によっても変化します。学校評価の内容は、学校経営方針に合わせて見直していく必要があります。
新堀小学校では、学校経営方針についても運営協議会のみなさんが熟議を行い、その結果を受けて学校側で作成をしています。学校経営方針は、学校運営協議会が承認しているので、承認したものを実現していくための学校の活動を評価する責任もあるのです。
今年度の学校評価では、児童へのアンケート、保護者へのアンケート、教職員へのアンケートを評価軸に合わせて総合的に評価を行っていく案が提示されました。
運営協議会のみなさんには、
評価項目はグランドデザインを反映したものになっているのか?
アンケートの設問は評価項目として適当なのか?
という視点で話し合っていただきました。
最初のうちは、見慣れない学校評価の内容に対してなかなか意見が出ないようでしたが、15分くらい対話が進むと、各グループの対話はどんどん活発になりました。アンケートの聞き方がわかりにくい、こういう聞き方の方がいいだろう、もっと違う観点で評価した方がいいのでは、など、たくさんの意見が得られました。
学校の先生方にとっては、なかなか見えていなかった視点からの意見が多く、学校評価項目の見直しに反映できるものが多そうです。
新堀小学校の学校運営協議会では、熟議の結果がしっかりと学校の運営に反映されています。委員のみなさんで話し合ったことが学校の活動に活かされ、またその活動について、みなさんで話し合うというサイクルが生まれています。
熟議の結果が学校の在り方を変えていくことを実感することで、委員のみなさんも自分ごととして建設的な意見を出してくれます。地域と学校がともに力を合わせながら、より良い学校を目指している新堀小学校。
地域と共に進化し続けるコミュニティスクールです。
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