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ミライティーチャーズアカデミー3期生 成果発表会を実施

ソニー教育財団主催のミライティーチャーズアカデミー(通称 ミラアカ)が3期生の成果発表会を開催しました。昨年の6月から始まった1年2ヵ月のラーニングジャーニーが一旦区切りとなりました。


ミラアカの全体テーマは

「子どもたちが2050年に自分らしく生きられるように、あなたたちは何をしますか?」


このテーマには、今、小中学校に通う子どもたちが30~40代になり、未来の社会の中でどんな生き方をするのかを想像して、学校現場で今何ができるのか?を考えてもらいたい、という思いが込められています。


3期生は1年前の開講式で6チームに分かれ、1年間をかけてこの大きなテーマに取り組んできました。今期はほとんどのチームが「自分らしく生きる」という命題に向き合いました。

 「自分らしさ」とは?

 「強み・弱み」とは?

 「自分らしく生きる」ためにはどんな力が必要なのか?


12月のテーマ発表会までの数ヵ月間は、この哲学的な問いにそれぞれが真剣に向き合っていました。各チームは何度もオンラインで話し合いをして、それぞれがテーマを決めて後半のプロジェクトに取り組んできました。


成果発表会では、各チームが現場での実践を行い、自分たちで考えてきた提案に基づく仮説の検証を踏まえたうえで最終的な提言を行いました。


「自分らしく科」「自分科」という新しいカリキュラムや学習サイクルを提案したチーム。「脱・認知能力主義」を掲げて非認知能力を伸ばすための授業パッケージを提案したチーム。アドラー心理学を学び、児童への日々の声がけを磨いてきたチーム。自分の強み・弱みを自己認識して自己決定に繋げる提案をしたチーム。主体的に学ぶ子どもたちを育てるために保護者との関係構築に注力したチーム。

どのチームの提案も、これからの未来を生きる子どもたちにとって大切で意味深い内容になっていました。


今回の成果発表会には、外部からの参観者にもご来場いただきました。

参観者のみなさんは初めて聞く内容でしたが、各チームの発表に対してたくさんの質問を投げかけていただきました。受講生にとっても更なる気付きや学びに繋がる時間になりました。

各チームのプレゼン終了後は、それぞれがブースを構え、参観者や他チームのメンバーが自由にディスカッションできる時間を設けました。プレゼンの際には聞きにくかった詳細な取り組み内容への質問や、実際に使ってみたいというお話が出ていたようです。



ミラアカ3期生の研修はここで一旦区切りとなりましたが、ミラアカではこの後はフェーズ4として設定していて、それぞれの受講生が現場で実践をしていくことになります。ミラアカは単なる研修ではなく、受講生一人一人が自らがリーダーとして教育現場に新しいチャレンジを生み出していくための学びです。


受講生にとってはここからが本番です。

成果発表会の翌日には、受講生全員、そして各チームで共に学びを進めてきたサポーター(ソニーグループの社員)からフェーズ4に向けた宣言がありました。

ミラアカでの提案を実践していく! 学校内に広めていく! 書籍化したい!


受講生の宣言はとても力強いものでした。サポーターさんも社内での取り組みに活かしたり、教育への関心を広げたりしていきたいというメッセージがあり、ここからまだまだ発展していく可能性を感じました。


ミラアカ3期生は全国の小中学校に散らばっています。いろいろな地域で新しい学びが生まれていくのを応援していきます。


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