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板橋第十小学校ONE TEAMの最上位目標実現のための熟議

板橋第十小学校 今年度の第2回コミュニティスクール(CS)委員会では、ONE TEAMの最上位目標について熟議を行いました。


板十小のCS委員会に関わるようになって6年目。2年目からは全ての熟議のファシリテーションを担当してきましたが、今回はCS委員の佐藤PTA会長にファシリテーションを担当していただきました。これは、昨年度のCS委員会の熟議で出てきた意見を参考にしています。板十小ONE TEAMがさらに進化するための第一歩です。



板十小では2年前にコミュニティスクールをONE TEAMとして定義し、当時のCS委員会のコアメンバーや地域コーディネーターなどONE TEAMの主要メンバーが集まり、最上位目標について話し合いました。


板十小ONE TEAMが変えたかったことは、

  • 教職員の意識(関わっているのは一部の教員だった)

  • 保護者の認知(ONE TEAMを知っている保護者はほとんどいない)

  • 地域との繋がり(地域と連携した活動があまりない)

など、まだまだ板十小ONE TEAMが浸透している状況ではありませんでした。


ONE TEAMの関係者がどんな状態になることを目指すか?という話し合いを行い、

「ONE TEAMにたくさんの人が関わり、こどもも大人もみんなが自己実現できる場となる」

という最上位目標が生まれました。


今年度は板十小の多くの教員が入れ替わりました。また、現在のONE TEAMメンバーで2年前の話し合いに参加していた人は数人になっています。今回は、教員が全員参加し、PTAの保護者も参加し、改めてONE TEAMの最上位目標について理解し、この目標を実現するためには、どんな取り組みが出来るだろうか?というテーマで熟議が行われました。


ONE TEAMの最上位目標に対しては、保護者や地域の人がたくさん関わってくれていることへの感謝や、理念への共感の意見が多く出ていました。一方で「自己実現」という言葉に対して難しさを感じる、小学生の段階での「自己実現」のイメージが掴めない、という意見もありました。

一度設定した最上位目標を何度も話し合い、ONE TEAMに関わる人たちが自分ごととして理解を深めていくことが重要だという事を感じることが出来ました。


また、熟議では最上位目標の実現のためにどんな取り組みができるか?という話し合いを行いました。

「保護者との繋がりが少ない、もっと保護者に見てもらえる機会を作りたい」

「自己実現の目標を明確にして、達成度を地域に発信する」

「関わってくれている人を知るため、教員と話す機会を増やす」

など、いろいろな意見が出てきました。

ONE TEAMとして進化し続ける板十小ですが、最上位目標の実現のためにまだまだできることは沢山あります。


今回は久しぶりに委員として熟議に参加しました。

板十小の教員とは話をする機会も多いのですが、熟議の中で本音を聞くことが出来ました。板十小では教員の負担軽減のために様々な取り組みが行われていますが、それでも日々の業務に追われ、なかなか「自己実現」を考えられる状況に無い、という意見もありました。

教員に負担がかかっていることでONE TEAMが補えることもあるかもしれません。それぞれの実情を率直に対話することが、最上位目標の実現へは不可欠ですね。


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