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板橋第十小学校にて学校経営方針の熟議を行いました

執筆者の写真: ミライプラスミライプラス

板橋区立板橋第十小学校(板十小)の今年度第4回のコミュニティスクール(CS)委員会にて学校経営方針に関する熟議を行いました。

板十小では、学校の運営をONE TEAMで担っています。板十小ONE TEAMは、CS委員のみではなく、保護者、地域、卒業生など、学校に関わる全ての人たちのチームです。教職員もこのチームの一員です。みんなで子どもたちの学びのためにより良い学校作りをしています。


CS委員会では、委員、オブザーバーのみなさんと共に学校経営方針について熟議を行っています。全国の学校運営協議会(CSに設置されている委員会、板橋区ではCS委員会)は、学校経営方針を承認する責務があります。多くの学校では、校長が作成した学校経営方針の説明を聞き、特に問題がなければそのまま承認をしているのではないでしょうか。


板十小でも従来はそのような流れがありました。

しかし、学校経営方針を承認する責任がある、ということは、学校経営のやり方において問題が起きた場合には承認したCS委員会にも責任がある、という事です。校長の提案を熟議せずに承認してしまって良いのでしょうか?


そのような疑問から昨年度からCS委員会で経営方針の各項目についてみんなで熟議をしています。今回からの初期提案を基に、CS委員、オブザーバーのみなさんが5つのグループに分かれて各項目について熟議を行いました。

グループのメンバーは必ずしも教育に深く関わっている人とは限りません。一方で、日本の教員の多くは民間企業等の社会経験が不足しています。板十小CS委員会では様々な方にオブザーバーとして参加していただいています。多様な人たちの、多様な視点で学校経営を見直すのが板十小CS委員会の特徴です。


板十小の大切にしている5つの学びは、「未来を拓く」「誰一人取り残さない」「健やかな成長」「自分で決める」「社会とつながる」です。

この5項目をそれぞれのグループが選び、学校提案を基に議論しました。板十小CS委員会に初めて参加した方も熟議には入っていただきます。これまでの板十小の取り組みをあまりご存じない分、新鮮な意見が出ることもあります。


それぞれのグループでは熟議の結果として、学校への提言書を書いてもらいました。

学校側では今回の熟議の内容も加味して、改めて学校経営方針を作成し、今年度末にはCS委員会にて承認を行います。

CS委員のみなさんは、自分たちも関わって熟議をして作り上げた学校経営方針なので、自信をもって承認することが出来ます。


公立学校の経営は誰が行うのでしょうか?

もちろん執行するのは学校長です。

しかし経営責任は地域も追うのではないでしょうか。地域が責任をもってより良い学校を創り上げていく。これがコミュニティスクールの姿ですね。


初参加の方からは、「学校経営方針の熟議というのはイメージしにくかったけど、実際に体験してとても学びになりました」とのコメントをいただきました。実際にみんなで対話してみることで、学校経営への参画のイメージを持っていただける方が増えていくのだと思います。


板橋第十小学校は、毎年進化しながら「地域と共にあるみんなの学校」を実現し続けています。





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