
2025年2月25日
学校教員向け映画鑑賞会 今回の映画は「あなたが見ている限り真実は残る」
インド人ジャーナリスト ラヴィシュ・クマ ールを追うドキュメンタリー映画。
インドではナショナリズムが加速しています。そんな中、社会から弾圧されたり無視されたりしている人々に寄り添った報道を続けているクマール氏。政府の圧力がクマール氏に襲い掛かります。世界中で起きているナショナリズムをあおる報道の姿を考えさせられる映画です。
学校の先生のみなさん、
ドキュメンタリー映画をみなさんで一緒に観て、映画について対話してみませんか?
第4回目の映画は「あなたが見ている限り真実は残る」です。
インド人のテレビ局NDTVでニュースキャスターを務めるラヴィシュ・クマールはマスメディアでは異端の存在。他局のほとんどが政権を持ち上げナショナリズムを煽る発信を繰り返す中、社会から弾圧されたり無視されたりしている人々に寄り添った報道を続けている。他局はこぞってラヴィシュの報道姿勢を批判し、扇動された視聴者はラヴィシュに殺害予告を送りつけた。NDTVへの圧力もエスカレートし、渾身のスクープは電波障害でテレビに映らない。局内では解雇や退職が続き、番組制作が難しくなるほどの人手不足に陥った。他局がナショナリズム一辺倒の報道を続ける中、5年に1度の国政選挙が行われる。権力に対するマスメディアの姿勢を問いかける作品。
https://asiandocs.co.jp/contents/1392
今、世界ではナショナリズムに傾倒した政権が台頭してきています。
それらの国でのマスメディアの在り方も問われています。
インドでは国民の8割を占めるヒンドゥー教徒にとって最大の宗教的ライバルといえるイスラム教徒への「弾圧」が行われています。イスラム教徒が多いカシミールは2019年に自治州から中央政府直轄に格下げされ、抗議するジャーナリストや活動家を当局が拘束しました。政府の圧力に屈したメディアは政権への批判をやめ、「ムスリムがインドを支配しようとしている」と民族間の対立を煽る報道を繰り返しています。民主主義国家を名乗るインドですが、言論の自由さえも危ういという現実があります。
メディアの発信する情報をどう受け取ればよいのか? 児童・生徒にも考えてもらいたいテーマです。
《なぜこの活動を始めるのか》
日本ではドキュメンタリー映画を観る機会が限られています。
SNSのショート動画が洪水のように溢れ、何も考えずにただただ見続けてしまう人が増えています。そのような動画に慣れてしまった子どもたちは、映像を観て深く考える経験がありません。ドキュメンタリー映画を教育現場に届けたい、映像の魅力を先生方に知ってもらいたい、ドキュメンタリー映画が持つ映像の力、描かれる人たちのリアルな人生から学びを深める体験を広めたい、そんな想いで活動を始めます。
日時:2025年3月28日(金) 17:00~19:00
会場:アジアンドキュメンタリーズ ドキュメンタリーサロン
東京都中央区日本橋浜町2丁目1番10号 ACN日本橋浜町ビル4階
※エントランスのインターフォンで「401」を押して、オートロックを解除してからエレベーターで4階までお上がりください。
定員:14名
参加費:無料(学校教員であることが条件です)
※終了後に簡単な懇親会を予定しております。参加希望を申込フォームで入力してください。
お申し込み方法:以下のフォームに必要事項を入力の上で送信してください
主催:株式会社アジアンドキュメンタリーズ https://asiandocs.co.jp/
ミライプラス https://www.miraiplus.org/
【個人情報の取り扱いについて】
ご入力いただいた個人情報は、イベント主催者のイベントの連絡および告知の目的にのみ利用させていただきます。ご記入いただいた情報を適切に管理し、特段の事情がない限り本人に承認なく第三者に開示、提供することはありません。