板橋区立板橋第十小学校で今年度2回目のコミュニティスクール(CS)委員会が開催されました。
学校が、3年生~6年生の子どもたちを対象にして、「板十小が気持ちが良い風が吹く学校になるように」どうすれば良いと思うか?というアンケートを取りました。目安箱を置いておき、無記名で自由に記入をしてもらう形です。2週間で62件の意見が集まりました。
今回は、この子どもたちの意見に対してCS委員、オブザーバーがグループに分かれて熟議を行いました。62件の意見を chatGPT を使って5つの要素に分類しました。
① 挨拶・礼儀
② いじめ・差別
③ みんなの交流・協力
④ 楽しい学校環境
⑤ 規則
それぞれ3件~20件程度の意見がありました。
これらの要素に対して、すでに学校も取り組みを行っています。たとえば、いじめについては年3回の「ふれあい月間」にいじめのアンケートを取ったり、全職員でいじめの情報を共有して組織的に対応しているとのこと。みんなの交流は、異学年交流の活動に取り組んでいます。最初に校長からこれらの学校の取り組みについて説明がありました。
子どもたちの意見と学校の取り組みを参考にして、対面で4グループ、オンライン2グループに分かれ、5つのテーマを割り振って熟議をしていただきました。
「挨拶はなぜ必要なのか、お互いを理解して関係性ができれば自然と挨拶するのでは」
「目安箱を置いて、いじめや、規則に対することなど児童が意見しやすくしてみる」
「マイタイムを活用して、心の学習をしてみると良いかも」
熟議の結果からは、すぐに実現できそうなこともあります。一方、学校だけで解決できないようなアイディアもありました。
子どもたちが板十小のために出してくれた意見に対して、大人が真剣に話し合う場になりました。子どもたちの意見に対して、先生だけではなく、学校に関わる様々な大人がアイディアを話し合ったことは、意見を出してくれた子どもたちは、受け止めてくれた、と感じられるのではないでしょうか。
受け止めるだけで終わらず、実際に変化に繋げていくことで大人が本気で学校をより良くしていこうと思っていることを示すことが出来ます。板十小ONE TEAMでもっともっと「気持ち良い風が吹く板十小」を実現していきます!
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