今年度から学校運営協議会委員として関わっている新座市立新堀小学校で今年度2回目の学校運営協議会が開催されました。
学校運営協議会は、コミュニティスクールの要です。学校運営に関わる熟議を行い、学校に反映していく場です。新堀小学校では、昨年度からコミュニティスクールとして運営されていますが、今回は初めて教員のみなさんと運営協議会委員、オブザーバー、学校応援団の方々が参加して全員での熟議を行いました。
私は熟議パートのファシリテーターを担当しました。
今回は初めての試みということもあり、参加のみなさんは「今日は何をやるのかな?」とそわそわした様子です。まずは「そもそも交流とは?」というテーマでアイスブレイクを兼ねた対話を行いました。
参加者は年齢も立場も違う人たちですが、多くは新堀小学校の地域で様々な活動をされている人たちです。口慣らしの対話を通じて徐々に場が温まってきました。
次はいよいよ本題です。「どんな新堀小学校になってほしいか?」というテーマで各テーブルごとに熟議を行いました。「子どもだけでなくみんなが笑顔になる学校」「みんなが集まりたくなる学校」「もっと地域と繋がる学校」などなど、たくさんの意見が出てきました。初めての熟議とは思えないほど、どのテーブルも活発に対話が行われました。普段から新堀小学校に関わっている人たちが多かったので、みなさんが願っている学校の姿がどんどん出てきたのだと思います。
新堀小学校では、昨年度からいろいろな取り組みに挑戦しています。その中でも学校応援団は、保護者や地域の人材が主体となって子どもたちの学校生活を応援する活動です。現在は7つの応援団が活動しているとのこと。
その中で楽農会という応援団は、学校敷地内の放置スペースを手入れして畑を作り、学校給食にも使えるように野菜を育てています。楽農会を推進しているのは地域のシニアの方々。頻繁に学校に来て畑を管理してくれているそうです。野菜の収穫時期には子どもたちも一緒になって収穫。畑を見学させてもらいましたが、それなりのスペースを使っているので頻繁に手を入れる必要がありそうです。学校と地域が密に連携している素晴らしい取り組みです。
新堀小学校の学校経営方針で目指しているのはONE TEAM & OUR TEAM。学校に関わる多様な人たちが一つになって学校を運営するONE TEAM、一人一人が自分事として学校に関わるOUR TEAMを目指しています。
ONE TEAMの理念は、私が関わる板橋第十小学校で掲げているものです。新堀小の若林校長は板十小を何度か訪問してONE TEAMの考え方に共感されて、新堀小でも取り入れています。新堀小では、OUR TEAM(ONE TEAMは2019年のワールドカップでの日本代表のスローガン、OUR TEAMは2023年のワールドカップの時のスローガンです)の理念も加えて、新堀小学校らしいチーム作りをされています。
これからの新堀小学校の進化が楽しみです。
熟議の結果は学校に掲示されて子どもたちが見られるようになっています!
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