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新座市立新堀小学校 学校運営協議会で学校評価項目について熟議しました

執筆者の写真: ミライプラスミライプラス

更新日:3月12日

新座市立新堀小学校にてR6年度第3回目の学校運営協議会が開催されました。

私は今年度からファシリテーターの立場で委員として参加しています。


新堀小学校では今年度から新たなメンバーで学校運営協議会がスタートし、コミュニティ・スクールとしての学校運営が始まっています。全国の学校でも同じような形で進められていますが、これまでの学校運営協議会では校長から学校の取り組みの説明を行う時間が多く、あまり熟議を行う形にはなっていなかったとのこと。

若林校長は、板橋第十小学校を何度も視察し、板橋第十小学校のコミュニティ・スクールの在り方に共感していただき今年度からは熟議の形を取り入れていきたいという事で進めています。


第3回目は「学校評価」についての熟議を行いました。

学校評価とは、学校教育法で「教育活動その他の学校運営の状況について評価を行い、その結果に基づき学校運営の改善を図るため必要な措置を講ずることにより、その教育水準の向上に努めなければならない」と定められているものです。


私が関わる公立小学校では全ての学校で学校評価は行われていますが、市区町村の教育委員会で定めたフォーマットに従って自己評価、児童や保護者の評価を行っている学校が多いのではないかと思います。

ですが、学校毎に重点的に取り組んでいる活動は異なりますし、児童の状況や、地域の状況も異なるはずです。その学校の運営改善を図るためには、その学校に合わせた評価を行う必要があります。


新座市でも決まった質問項目での評価が行われていましたが、今回は新堀小学校ならではの学校評価を行うためにはどのような項目、評価方法があるだろうか?というテーマで熟議を行いました。



新堀小学校の学校運営協議会のメンバーの皆さんにとって「熟議」を行うのは初めての経験です。初めは、熟議ってどんなことをするの? 学校評価と言われてもよくわからないよねぇ、という反応がありました。


新堀小学校では、学校グランドデザインを作って学校運営を進めています。

その一つにコミュニティセンターとのコラボレーションがあります。例えば、コミセンとのコラボがうまく行っているのかどうかはどう確認すればいいですか?という問いを投げると少しイメージが湧いたようです。


3つのグループでそれぞれ熟議を行った結果、それぞれが異なる視点で学校評価のアイディアを出してくれました。


地域との連携について、保護者は知らない人もいるので「わからない/知らない」ということを表明できるようなアンケートが良い。


子どもたちは自分がやりたいことが見つけられずに不登校になってしまうことがある。自分の好きな事を突き詰めて「博士チャレンジ」のような形で評価をしてあげると良いのではないか。


新堀小の課題を教職員が出し合い、課題解決型の学校になれるようにしたい。子どもたちは学校をどう見ているのかも確認したい。


各グループのメンバーの視点がうまく異なり、それぞれが「地域連携」「児童の姿」「組織運営」の要素についての熟議になりました。委員のみなさんにとっては慣れない熟議でしたが、みなさんの新堀小学校への愛が素晴らしい対話につながりました!

新堀小学校の学校運営協議会にとっては、初めてのしっかりした熟議の時間になりました。


コミュニティ・スクールは、学校運営協議会が運営を担っていく学校です。

校長・教頭は学校運営協議会の一員として運営を行います。新堀小学校の学校運営協議会は、スタートラインに立ったばかり。これから、より良い新堀小学校の実現に向けて熟議を重ねていく組織に変わっていきます。


今回は、板橋第十小学校のコミュニティ・スクール委員長の塚本さんがオブザーバー参加してくださり、グラレコを描いてくれました!



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